買取で有名な「なんぼや」などを運営しているバリュエンスグループの資産管理アプリ「Miney」では時計のAI自動査定サービスが提供されています。
この記事では、「Miney」の写真1枚で大事な時計をAIが査定してくれる機能についてご紹介します。

出典:バリュエンスホールディングス
▣資産管理アプリ「Miney」
リユースやオークション事業で知られるバリュエンスジャパン株式会社が運営する、アプリ・システム開発を行っているバリュエンステクノロジーズ株式会社が「Miney」の開発を進めています。「Miney」自体の主要な機能は、ユーザーが所持している時計やバッグ、ジュエリーなど実物資産の現在価値や価値変動の様子をリアルタイムに提示するというものです。2017年の本格的なリリース開始から需要は高まり、クローゼットに眠るブランド品から不動産といった幅広いジャンルの実物資産の価値を、スマートフォンひとつで確認・管理できる実物資産管理アプリとして人気を集めています。2019年にはメインターゲット層である30~50代男性への訴求を強化するため、アプリ内に時計のAI自動査定という機能が追加されました。時計は、査定額約100億円と不動産に次いで多く、登録商品数は最も多いジャンルです(2020 年8月期3Q時点)*。
*バリュエンスホールディングスHP より引用:https://www.valuence.inc/news/2020/10/12/miney_ai/
▣AI自動査定機能とは
AI自動査定機能は、スマートフォンで時計を撮影して(1枚から可能)アップロードするだけで、商品特定がされ、過去から現在までの価格推移をグラフで確認できます。さらに売却を検討している場合、前月比も表示されるため、売り時を逃さずに売却を検討することが可能。

出典:バリュエンスホールディングス
▣査定可能ブランドを16ブランドに拡大
時計のAI自動査定機能においては、2019年11月にロレックスで先行してスタートしており、2020年にはオメガ、IWC、カルティエなど、計16の時計ブランドにまで対応ブランドが拡大しました。様々なブランド時計の実物や画像、約5,000件を用いた精度テストでは、画像から時計を検出できないといったエラーの発生率は 0.1% にとどまりました。商品特定の精度では、パネライで98%を超える結果*に。(*テスト結果はバリュエンスグループ調べ)
この機能はバリュエンスグループの独自のマーケットデータの増大と、バリュエンステクノロジーズの機械学習・深層学習技術を用いた独自開発のアルゴリズムによる研究・改良により実現しました。
対象ブランド:ロレックス、オメガ、カルティエ、カシオ、セイコー、ブルガリ、タグホイヤー、ブライトリング、エルメス、ガガミラノ、ハミルトン、シャネル、フランクミュラー、パネライ、IWC、シチズン(計16ブランド)*
*バリュエンスホールディングスHP より引用:https://www.valuence.inc/news/2020/10/12/miney_ai/
▣まとめ
AI自動査定機能は、時計を資産として保有するユーザーが増えている昨今の状況に適応した、AIを効果的に活用した新しいサービス形態です。この機能に関しては、すでにバッグの開発にも着手。今後も継続してラグジュアリーアイテム、ラグジュアリーブランドを中心とした対応ジャンル、ブランドの拡大および精度の向上を目指しているとのこと。
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